私事でごたごたしている間に、桜は満開を迎え遠州灘の鱚の情報もポチ・ポチと耳にするようになって来た。ネットを開けば全国津々浦々で鱚が釣れている様子が伝わって来る。
ここ遠州では年明け１月迄は釣れるが、遠州の空っ風が吹き付ける頃になると、厳しく吹き付ける冷たい風で鱚の顔をみれば「ラッキ―！」の感じである。
しかし、遠州の釣り人はその１尾の鱚にこだわり、来るシーズンインを待ち切れず通い詰めている。私は思う・・「他にやる事がないの～っ！」っと。

実は今期、我クラブ「浜松多鱚会フィッシング・クラブ」は30thを迎える訳で、会員の中に多彩な才能を持つ会員がいて、似顔絵入りの会員冊子を記念に作成する事になり、それに身を投じていた訳である。
「それ見たいよっ！！」って思った方は是非、篭定釣具店に！

さて、やっと重い腰を持ち上げ、今期初釣りに出掛けた。やはり天竜川から太田川の間の駒場、平松、鮫島、福田界隈の情報に迷うところに、「新居で出たよ」っとクラブ員からの入電である。
3月26日（木）、春休み真っただ中のちびっ子を連れて、釣友の居る新居浜に到着し、早速タックルセットして初１投。到着時間が10:30過ぎで喰いは渋くすでに二桁釣果を上げる釣友に、「居ないじゃん！何処？」「朝は2～3色だが少し遠いよっ・・・」5色程投げ、鱚の回遊を待ちスローサビキでやっと当たりが出て回収すると、初鱚は3連で思わず笑みがこぼれた。

28日（土）、今日は時間的に余裕があり5:30からの釣行。だが土・日の休みで当然情報も廻りキャスターは多いと感じられ、釣り場に入るとすでに3～4人。時間経過と共に狭いエリアに9人程が入るが、会員を含め皆んな釣友であり和気あいあいの感。
ピンポイントだけに、ズレるとやはり乗って来ないが、時に2連、3連とあり開幕を感じさせる釣果だ。
この日はさすがに、鱚もボチャ、ボチャと投げ込まれる音に次第と遠目のポイントとなって行き、前回グリーン系を使用していた釣友を意識し「必殺キス・篭定SP3夜光グリーン5号」の5連仕掛けで挑んだ。
心地良い当たりが連続し1、2尾と釣果が伸びてゆく。やはり「楽しい」の一言で有る。今回、時間のズレはあるものの8人～9人で、平均10～12尾トータル100尾位は釣れた感じであり、ここ数週間前には20～30尾上げたという噂話も、今回の釣果でうなずける状況だ。
一緒に釣り座を構えた釣友に、23cmオーバーの良型を釣りあげた時の必要以上の頬笑みが、開幕を物語っているようだった。
5:30から納竿11:30までに、この走りの時期にしての13尾の鱚に満足し、帰宅して遅い昼食は、揚げたての「きす天婦羅うどん」は最高の美味さであり、奥様と鱚に感謝した。

鈴木様、貴重な情報を頂きまして、ほんとうにありがとうございました。
心より感謝申し上げます。