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投げ釣りに関する情報が満載

報知APG・貝塚サーフ会長・野村道雄様による「週間投げ釣り情報」をご紹介いたします。

  • 週間投げ釣り情報

    【報知キス釣り選手権・名人戦】

    西向名人が3年連続防衛!…報知キス釣り選手権・名人戦

    投げ釣り情報写真

    3年連続で名人位を防衛して笑顔を見せる西向名人(右)と“弟子”の健闘をたたえる田中選手

    「第42期報知キス釣り選手権・名人戦」は11日、徳島・北の脇海岸で開催された。鳥取、徳島両予選を勝ち抜いた選手、前年大会上位シード選手、歴代選手権覇者、歴代名人ら43選手が参加。選手権は田中利之選手(49)=石川鱚酔会=が初優勝し、引き続き行われた名人戦では西向雅之・第39~41期報知キス釣り名人(34)=北陸漁友会=が126尾―86尾で“師弟対決”を制して3年連続の防衛を果たした。


    《主催》報知新聞社
    《後援》全日本サーフキャスティング連盟
    《協賛》(株)サンライン
    《協力》キリンビール(株)、グローブライド(株)、東邦産業(株)


    神妙に声を絞り出した。2時間の真剣勝負を戦い終えた西向名人。「僕をここまで育ててくれた田中さんが勝ち上がってくるまで、絶対に名人位を守ろうと思っていた。夢がかなってうれしい」。防衛を果たした安ど感、そして、最高峰の舞台で“師匠”と競い合えた充実感が、表情ににじみ出ていた。


    対策が実った。参加選手のほとんどが、アタリを取るのに苦労した4~6センチの“マイクロキス”。名人戦でも釣果の大半が、その極小サイズだった。ハリを小さな3号にしたのはもちろん、自作の発泡オモリを使用。「北の脇のキスは、どんなに小さくても素直に餌を追ってくれる。アタリを全部、取ってやろうと思っていた」。オモリ上部が発泡スチロール製なので浮力があり、抵抗が和らいで明確にアタリが出るのだ。


     取り込み方も慎重だった。キスの口が小さく、ハリ掛かりが浅いため波口でバレやすい。オモリが波打ち際に姿を現してもゆっくりリーリングし続け、波の下に仕掛けを通すことで抵抗を軽くした。大会前日の入念な下見で導き出した、必勝法だった。


    メリハリを付けることも作戦の一つだった。「前半は手返し重視。後半は投入回数が減っても、丁寧に釣ろうと思っていた」。素早い手返しに役立ったのが、無限仕掛け。無限に仕掛けがつながるかのごとく、ハリ数を自在に補充できる。


     その無限仕掛けの仕掛け巻きにピンを立て、釣り場で素早く補充しやすいように工夫したのが“師匠”の田中選手。発泡オモリも田中選手のウッドシンカーをヒントに作ったものだ。20年来の付き合いで、「あの人を超えたい」と背中を追い続けてきた、あこがれの存在。大舞台で勝ち、恩返しを果たしてみせた。


    名人位防衛で手にした賞金4万5000円は、東日本大震災の被災者へ寄付することを申し出た。「地元には強い選手がいっぱいいる。帰って腕を磨いて来年の名人戦に向けて精進したい」。心身共に充実している34歳。4期連続の防衛に向けて死角はない。


    ■選手権経過


    【1回戦】南北約1200メートルをA、Bの2ブロックに分けて午前6時から2時間、行われた。開始直前から強風と雨に見舞われたが、次第に天候は回復。波は終始、穏やかだった。全体的にキスは高活性で、5~6センチのマイクロサイズが中心だったが、早朝には30センチ級の大型も釣れていた。海に向かって左側のAブロックは田中利之選手が62尾、Bブロックは瓜生浩二選手が58尾で、それぞれトップ。各ブロックの上位8位までの8選手、合計16選手が決勝戦に進んだ。


    【決勝戦】海岸の中心から南北約900メートルのエリアで午前8時45分から2時間、行われた。若手ホープの鈴木剛選手、第33期大会優勝の健代利夫選手、実力者の日置淳選手が70尾を超えるハイレベルな展開を繰り広げる中、田中選手が77尾で初の栄冠に輝いた。また、歴代優勝者(有資格者)を除く上位8選手に来年大会のシード権が与えられた。


    野村道雄・競技委員長(報知APG)「場所によってキスのサイズはバラバラだったけど、数が釣れていい大会だった。各選手とも今後に向けて腕を磨いてほしい」


    田中利之選手(選手権を初制覇。名人戦では奮闘実らず)「永久シードをもらえたのはうれしい。でも、3試合目の名人戦は体力的にきつかった。難しい釣り場で、キスのサイズも小さかったから対策が必要だった。しっかり下見ができていれば、名人戦の結果は変わっていたかも」


    中矢賢治選手(昨年大会覇者。1回戦敗退で連覇ならず)「厳しい。釣れている選手のそばに行っても釣れなかった。スジが違ったみたい」


    伊達浩憲選手(前名人、報知APG。26尾で1回戦敗退)「小さいキスばっかりでアタリが分からなかった」


    山元八郎選手(第11期報知キス釣り名人、報知APG。決勝戦進出を果たし15位)「1回戦では集中力があったけど厳しかった。キスの大会に出るのは30年ぶりかな」


    山崎健太郎選手(第26、27期報知キス釣り名人。開会式終了後に会場へ到着。試合開始にギリギリ間に合い11位)「家にリールを忘れて…。決勝戦は厳しかった」

    関連情報:おおさか報知

    情報提供:報知APG・貝塚サーフ会長 野村道雄

    2011年9月23日金曜日

〒432-8042
静岡県浜松市中区上浅田1丁目11-19
TEL&FAX.053-454-4026

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