鱚.me please!!・・・vol.96

• 投げ釣りコラム
• 釣果情報

9月の釣行記録を確認したら驚いた。8月28日プライベートで潮見海岸に行って18尾の鱚で、9月11日の例会での凸報告で、海況は悪くなる一方で土日を狙い撃ちの事の様に低気圧・台風発生。極め付きは台風15号に依る被害発生だ。
余り被害報告が少ない静岡県下、東北の友人から「被害は無かったの・・？」っと、心配の声が届く程であり、後日の被害報告に少し驚いた。幸いにして我が家の地区に報告は無いが、友人の車が水没した報告が入って来た。改めて自然災害の怖さを知った訳である。釣りが出来る、出来ないなんて言っていたら罰が当たりますよね・・。

そんな状況に遠州灘の鱚は何処かに行ってしまい、台風が去って徐々に海も落ち着きを取り戻し頃、鱚を追い求めあの海岸、この海岸と攻めている情報が入って来るが、肝心な鱚はというと「顔見ただけ、1～2尾だけ」っと言う事であり、私は鱚や釣り師の動向を家で静かに注視して居た。「それじゃァ釣行少ないわけだよ・・」ってか！！「この状況じゃ鱚どころじゃないよね」

• 台風15号一過の釣り場・・（送られて来た画像）

実際に私は目にしてない状況だが、殆んどの浜はこんな状態であるようだ。今以って釣りにならない浜は有るようです。こんな流木が上流から流れ出て、民家を一のみしてしまうなんて想像を絶しますよね。この9月は私個人の昨年のデータにも有るが残暑と台風の発生が多く釣行回数も少ない事が記されていた。

こんな中でもトップトーナメンターは活躍して居るのである。予定されて居たダイワ全国大会も台風の影響を受け、9・30～10・2に延期になった参戦報告が釣り仲間から入って来た。今回は県内西部地区から4人のトーナメンター参戦があり期待をして居た所である。その中の交流のある2人から初日の予選報告が入り「自分はヤバいけど・・清水君が行けそうだ・・」っと言う連絡が、月が替わり10月1日の22：30～成績と決勝進出メンバーの顔触れが送られて来た。
後からの本人のコメント「このまま行けちゃうかもよ・・」その有言実行の如く翌日、「第5回　ダイワキスマスターズ2022全国大会決勝大会」のTEPPENお立ち台に立った。君の常に攻める姿勢、サビキの上手さに加え自信に溢れた釣りに、こんな下手な友人として誇らしく感じた日であった。おめでとうございます。そして参戦された皆さんお疲れさまでした。（詳しくはダイワHPで）

そんな中の日曜日の昼間、私は地域の草刈りに大汗掻いていた時「LINE」っとスマホが鳴った。ダイワ全国経験者のクラブメンバーだ。内容を確認するとクーラー満タンの鱚画像だ。「マジか？・・地元は不発だ」っとボヤ気の中に行く気が芽生えていた。「5：45～9：45で200尾」っと書き添えられた居た・・・。

• ダイワ予選成績・・・（本人画像）
• トーナメント常連「全国制覇」おめでとうございます。（本人画像）
• 草刈り最中に来た画像「これじゃ行けって事だね」・・・（本人画像）

草刈りを終え帰宅するとこの情報は既に回って居る様で、他の釣友から「どう？一緒に行かないけっ？！」っとお誘いがあったが1台のベンツに4人は辛いし。
でもこの遠州灘鱚ではストレスもいっぱい、一杯で「明日行って来るかなァ」っと一滴、いや一言漏らしたら「私も行きたいやァ・・」っとカミさんが言って来た。（ヤクルト村カミさんじゃなくて・・）

それならと夕刻に慌ただしく準備を整え（釣具、コンロ一式、軽い寝具・・等）10月2日（日）16：00～三重県・町屋海岸を目指した。車中は釣り談義は少なく、もっぱら愚痴と家族内の相談の聞き役。途中で温泉に浸かりのんびりと向かい、「禁断の釣り場」始めての釣り場に20：00過ぎに到着した。「本当にココなの・・？」っと、真っ暗な中に波音だけか響く「ここ・・・絶対町屋ですゥ♪」
ベラベラとおしゃべりが静かに成ったかと後部席を見ると既に「寝てるしィ・・」。
翌4：00にタイマーを掛け、一先ず仮眠してウトウトして早起床の時刻に成り、忙しく釣りセッティングし未だ薄暗い釣り場に出向く。お連れさんは夢の中だね。
町屋海岸の情報は嫌という程入って居た過去にとらわれず、私は駐車場より左を選択し、5：30～先ずは10連仕掛けにイソメ、PE0.8を正面4色からのサビキで3色に当たりが入り回収するとレギュラー鱚の6連、続いて貸し切り釣り場で扇打法で連掛けが楽しめる。「おい、いつまで寝てるだ？釣れてるよ」「そォ思う存分やんなよォ」眠気に釣りはヤル気なさそうで御言葉に甘え、ポイントを変え鱚との時間を満喫した。お連れさんは終始持ってきた本の読書とスマホで自分の時間を満喫している様だ。

5：50過ぎ別行動の3人組の釣友から着信があったが、鱚の着信が勝り不在着信となり、折り返し6：30「何よっ。来てるの」っと、私の車を見て連絡を入れて来た。「そうなのよ、もう地元で腐ってたし・・」
お互いポイントの情報交換をしながら、町屋海岸の鱚時間を堪能して居ると、雲行きも怪しく、8連～最高12連鱚で再度投入して当たりをキャッチし、回収と途中に痛恨のPE0.8糸切れ・・・雨足が激しくなる前に涙が溢れ、顔が濡れていた。「マジか？多分15連だったなァ」9：10～雨ふりで中断時間。車に戻りインスタントホットコーヒーが美味かった。一息入れ、第2回戦突入し、型が揃った左方向に行った。「もう帰るよ」っと、反対ポイントを攻める仲間から11：17～連絡が入った。雨のロスタイムを挽回しようと投げ返すが連掛けはするものの型がピン主流となり13：00町屋鱚とお別れした。昼食食べずに没頭して居ただけにインスタントラーメンと菓子パンがこれまた美味かったっすよ。慌てることなくゆっくり帰路に着こうと海岸を後にしたのは15：00～これが大誤算・・・四日市、鈴鹿ルート23を北上してみえ川越IC～高速豊田で東名合流地点～岡崎まで大渋滞にハマり帰宅は20：00近くなった。帰宅後には132尾の鱚の処理があり、良型は開きにしてピンちゃんは定番の南蛮漬けとなった。早く地元の浜に鱚が戻り、活性があがる様に期待するよ。今回、急遽な釣行であったし、久し振りのカミさんの同行で変に気を使うかと思ったが、気兼ねなく楽しませてくれた奥さんと鱚に感謝です。

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• 今回の12連鱚
• 帰宅後の集計・・ピン混じりの132尾
• 翌日の自家製「鱚の南蛮漬け」・・骨まで愛して～♪

鈴木様、貴重な情報を頂きまして、ほんとうにありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

• 情報提供：浜松多鱚会の鈴木様
• 関連情報：浜松多鱚会日誌