鱚.me please!!・・・vol.67

• 投げ釣りコラム
• 釣果情報

終息に向かっている筈の新型コロナは、第2波到来のように連日の感染者の多さに驚きを隠せない状況であり、それに追い打ちを掛けるかのように、今回の梅雨前線の未曽有の猛威であり甚大な被害をもたらした豪雨被害、この場をお借りしてお見舞いを申し上げます。

釣りが出来る環境にある私は、流石にこの梅雨前線の停滞に、遠州灘は荒れ放題で濁りと波高で鱚の居場所が無く、釣り師のストレスが溜まって居たのではないだろうか？
多分私だけでは無いと思うよ。「アの人も、この人も・・・」
来る日も来る日も天候が悪く、逃げ場の相良海岸、西ノ浜に鱚を求めている仲間も居る。

6月の中田島の爆鱚を最後に条件の良い日が無く、7月2日（木）、悪天の合間をぬって「西ノ浜」に出掛けた。「良く行ったじゃん」っと仲間に褒められた・・イヤ笑われた。それ位投げて発散したかった。結果は9：00～11：00迄で24尾（カルは居なかったので安堵）

• ストレス発散の西ノ浜にて4連。（2020年7月2日・木曜日）
• チェックしての持ち帰り・・23尾無臭の鱚。（2020年7月2日・木曜日・西ノ浜）

7月2日を最後に相変わらずのハッキリしない天候続き、「今までの梅雨はシトシト雨は降るが波はなく、前浜で鱚の活性があったのになァ・・」っと、降りしきる雨の庭先を眺めている日々が続く。

そんな7月も1週間が過ぎた13日、クラブ会員から朝いち連絡が入った。「今暇なの・・？堀切で良型が爆」って！もう気持ちがソワソワしてしまったが、生憎のこの時期はお盆である。「今日はどこにも行っちゃいかんに・・！！」「言われなくても解ってますって・・」っと、独りごと言ってソワソワして居る私を見ての先手必勝の一言に釘を刺され現実に戻った。その日の7：00ライン画像が入った。行けない自分と連掛けや釣果画像にジレンマが拡大！！その14：00過ぎに送られて来た画像がこれだ！

• 新会員Mさんの快進撃・・（2020年7月13日・月曜日・堀切海岸） 22cm～　キス73尾

今年はいわゆるコロナの影響でクラブ活動中止で、新人会員には申し訳ない気持ちがあるが、彼も彼なりに投練をしている様だし、投ナメンターを目指している心意気が伝わり、こうして数釣りも上達して行って欲しく思う次第です。そんな画像に「ウカウカしてらんねェ」「負けてらんねェ」　私は14日に標準を合わせたが、「大雨注意報」っとお天気キャスターが報道している。さすがに中止して翌日の天候回復を期待して15日に行く。「ダメだよ！波が高くて出来んよ・・」っと優しいクラブ員が行くな報告をして来た。この堀切海岸は水深もあり、増して今回の爆鱚の腹には「パンパンの子持ち」だったと言うので「出来る」っと判断しての釣行だ。

7月15日（水）、長潮で干潮7：59～心配の雨は大丈夫そうで、はやる気持ちの3：00～堀切海岸に向かった。大岩界隈のスペースに駐車したいが、安全を考えて石門手前の広い駐車場に止め海岸に出るが、ルアーはここにも多く結局、旧フラワー前まで歩いて来た。

2色がベスト・ポイントだったようだが、今日は波が少し高く濁りもあり仕掛けの絡みが有り5色からのサビキで4色頃から当る。しかし、連掛けの後が単発かスカがあり、カルバート界隈まで行くと地元浜松のキャスターが居る。話を聞くとやはり考えている事は皆同じである。「鱚釣りが好きだ」って事に。徐々に大岩まで歩くと鱚の群れは濃いようで、先程のポイントよりは鱚は居る。良型サイズに時々「何？そんなピンサイズ居るの？」っと12cmサイズの鱚。50～60をキープして居る顔見知りのキャスター達は、時間と共に徐々に帰路に付いて行くが、もう少しとの思いも届かず濁りと押し寄せる波に納竿とした。しかし、この状況で数は伸びないと思っていたが、終わってみれば40尾であり、余り期待して居ない今回は楽しめた堀切釣行であった。「行きはヨイ、ヨイ帰りは・・」　遥か彼方の駐車場に何回も休息を入れての駐車場着だった。「そう言えば○○さんに送ってもらえる筈だったのに・・」・・ハァ！！

車を走らせ途中のポイント小塩津海岸に止め海況を眺めていると携帯が鳴った。「どうだった？」ダメ出しを入れて来た○○会員だ！「どうにか40拾ったよ」「じゃ明日はもっと条件がいいからエサ頼むよ」っと連絡して来た。「俺は偵察隊か・・？」「じゃあ3時に迎えに行くよ」っと言うので、一方的な彼の言葉に納得していた・・。

• 好条件では無い中の堀切鱚（12cm～18cm・・40尾）2020年7月15日・水曜日

翌16日、会員の笹田、勝田会員が元気にやって来た。「夜中だで静かに・・！」ってことで堀切に向かうが、久し振りの同乗に約1名がほろ酔い気分で、車中は誰が呑んでいるか解らないほど臭い充満である。楽しい車中で早くに到着し、フワちゃん気分の1名を除いて釣場の大岩右に陣取る。既に釣り人のバッカンには鱚の魚影。8本針をセットし5色に投入し4色前後で当たりが入り回収し2連鱚。「早くしろ！！このヨッパライが！」っと喝を入れてやるが目はうつろで有る、そこに良型の3～4連を見せつけてやっと目が覚めたのか起ちあがった。

• 目覚めの酒名人の4連鱚。（2020年7月16日・木曜日・堀切海岸）

良い感じで鱚信が入り仲間との釣りに暫し楽しい時間が過ぎ、「どうですか？隣に入っていいですか？」　顔見知りの全国区の釣り師が登場し、仕掛けは18～20本仕掛けを5色辺りに投入し重そうにサビキ、4連が渚から上がり途切れたその後にもゾロゾロの鱚「何じゃこりゃ」酔っ払いの虚ろな目と目が合った。さすがに全国区と地方区との違いがまざまざと見せつけられた。彼は幾多のトーナメントに出場し好成績を収めている。若者のパワーはすごいものを持ち合わせて居るが、細い仕掛けを絡ませなく手繰り寄せ、鱚を最高12尾程付けての回収劇に皆「唖然！！」としている。更に驚くことに「もうエサ切れだよ」っとの言葉に、そのままキャストし連掛けをしている事に、俄に信じ難く仕掛けをチェック。するとワームが付いている訳でもなく、所々に擦り切れたイソメと何も付いていない針、その針は〇〇針と○○が付いては居たが確かにエサのイソメは付いてなかった。疑問であるが酔っぱらって居ない俺は確かだ。
後は機会があったら本人様に問いただして頂きたい。本人も会心の笑いと笑顔の姿が印象的であった。帰宅後彼から153尾の鱚数の連絡があり、その場でアノ釣れっプリ様に私は納得したのであった。

今日はカルバート石門寄りは薄いようだが、堀切一帯は150は別格で、平均40～70の釣果があったのではないだろうか？時間の経過と共に帰路が目立ち、何時しか大岩界隈に釣り人は集まり談話しながらの中での鱚釣りに興じていた。

未だ梅雨明けはない様子ではあるし、こうして世の中コロナや災害で険悪な感じで有り、釣りが出来ないストレスは釣り師が持っている。この梅雨の合間のひと時、久し振りの会員やその友達との楽しい時間共有で次の活力になっているのではないかと思う。今日は4：50投入開始から終了11：50、全国レベルの釣りの見聞、そして仲間との近況などで盛り上がりのあった時間を過ごせたのは良かった。

• 海釣サプライズ「ゴミけ・・？」「違うゼ！烏賊だよ・・！」（2020年7月16日・木曜日・堀切海岸）
• 全国区の鱚師の○○連掛け披露・・！「ヨッ名人！」（2020年7月16日・木曜日・堀切海岸）
• この方もクラブ鱚名人・・・「ヨッ！8連鱚けっ？」（2020年7月16日・木曜日・堀切海岸）
• 例会以来のクラブ員の3人揃い（2020年7月16日・木曜日・堀切海岸）
• 鱚迷人の今日の釣果（20cm～13cm　キス73尾）2020年7月16日・木曜日・堀切海岸

• 情報提供：浜松多鱚会の鈴木様
• 関連情報：浜松多鱚会日誌