報知APG・貝塚サーフ会長・野村道雄様による「週間投げ釣り情報」をご紹介いたします。
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ホーム投げ釣りに関する情報が満載!! > 週間投げ釣り情報 > 「第46回報知キス釣り選手権」予選、瓜生選手と武市選手1位通過
報知APG・貝塚サーフ会長・野村道雄様による「週間投げ釣り情報」をご紹介いたします。
鳥取予選から決勝大会進出を果たした(前列左から)川上昭、瀬尾、水口、横山、経ケ阪、瓜生(後列左から)森、妹尾、花田、石田、吉田忠、梯の12選手。(Photo by 報知新聞)
「第46回報知キス釣り選手権」予選が23日に徳島・北の脇、24日に鳥取・弓ケ浜の海岸で行われた。両日とも好天に恵まれ、熱戦を展開。徳島予選からは上位8人、鳥取予選からは同12人(いずれもシード権保有者を除く)が決勝大会(9月6日、徳島・北の脇)への出場権を獲得した。
《主催》報知新聞社
《後援》全日本サーフキャスティング連盟
《協賛》(株)サンライン
《協力》キリンビバレッジ(株)、ダイワ(グローブライド(株))、東邦産業(株)
徳島予選の会場は例年通り阿南市の北の脇海岸。決勝大会への出場権を獲得するために、早朝に集まった熱心な参加者は51人。天候は快晴、風もなく絶好の大会日和となった。
「それではスタート!」の号令とともに、選手が一斉に思い思いのポイントを目指し、走り出す。試合時間は4時間。選手たちは約1・5キロの海岸に、ほぼ等間隔で竿を出した。
下見した人の話では、数日前に日本に近づいた台風7号の影響で波の高い日が続き、大量のゴミや流れ藻が多く、釣りづらかったそうだ。この日も海岸の北半分にゴミが多少残っていた。また、キスの食いも渋く、予選ラインの予想も例年になく低いものだった。
そんな条件の中、武市浩選手が39尾で1位通過を決めた。2位の八木俊二選手は36尾、3位の松尾幸浩選手も34尾と接戦だった。3選手ともポイントは北寄りで前半は近場を狙い、後半は遠投で数を稼いだそうだ。
この日の決勝進出ラインは30尾で、7位の3人が同数のためシード選手を除く8人が決勝大会に駒を進めた。
昨年もそうだったが、全選手の意気込みを感じるのが計量時だ。10分前まで集合場所へ計量に来る人がいない。時間ギリギリまで諦めずに竿を振っていたのだろう。
また、計量時や成績発表時も全員が協力し、スムーズに進行ができた。成績発表時は上位選手を全員でたたえ、また選手もそれに応えるような意気込みを見せていた。
ぜひ徳島大会を勝ち上がった選手に決勝戦の頂点を極め、名人に挑戦してほしい。(徳島予選競技委員長・高橋 秀典)
順位 | 名前 | 所属または住所 | 尾数 |
---|---|---|---|
1 | 武市 浩 | 徳島鱗友サーフ | 39 |
【2】 | 八木 俊二 | TEAM・SESSYA/徳島鱗友サーフ | 36 |
3 | 松尾 幸浩 | レインボーキャスターズ | 34 |
4 | 石川 雅啓 | 鳴門鱚酔会/TEAM・SESSYA | 33 |
4 | 石野 一広 | 徳島セントラルサーフ | 33 |
6 | 井上 文昭 | 鱚酔会 | 31 |
7 | 田中 聡 | 徳島鱗友サーフ | 30 |
7 | 渡木 尚志 | 富山市 | 30 |
7 | 林 信也 | TEAM・SESSYA/徳島セントラルサーフ | 30 |
※【】数字はシード権保有者
鳥取予選には、地元の鳥取はもちろんのこと、西は愛媛、東は神奈川からの遠征もあり、112人のキス釣り愛好者が参加。熱戦が展開された。前日からの好天で釣果にも恵まれ、参加者は数だけでなく、20センチオーバーの良型キスの強烈なアタリも楽しんでいた。
釣果を聞いて歩くと、エリアの左半分はキスの食いが渋く、数が伸び悩んでいた。手前はアタリがあっても乗りが悪く、遠投で何連か掛けても長続きしなかった。全般的に小型のキスが多い感じがした。
一方、右のエリアは、特に中央部分では釣果が安定していて、開始早々に7~9連のヒットもあり、1時間で30尾ほど釣った人もいた。こちらも近いポイントは型が小さいせいか、アタリがあっても乗りが悪く、遠投で良型を含めて釣った人が数を伸ばしたようだ。1位になったのは瓜生浩二選手で81尾の好釣果だった。
いつも大会で感じることだが、広い釣り場範囲のどのポイントに入るかで、釣果は大きく左右される。前日の下見でよく釣れていても、大会当日にそのポイントで好調に釣れるという保証はない。海にはヒラメ、マゴチなどのキスの天敵も多く、それに狙われるとキスは散ってしまう。ポイント選択は賭けであり、この釣りの難しいところだが、楽しい部分でもある。
今回の参加者112人のうち12人の選手が名誉ある本戦に進出することになった(シード選手を除いて10人に1人の割合での進出)。決勝大会では、シード選手はもちろんのこと、今回進出を決められた12人の方々も、選手権者や名人を目指して頑張ってほしい。(鳥取予選競技委員長・野村 道雄)
順位 | 名前 | 所属または住所 | 尾数 |
---|---|---|---|
1 | 瓜生 浩二 | キス研大阪 | 81 |
2 | 経ケ阪 俊彦 | 神戸投翔会/キス研大阪 | 75 |
3 | 横山 武 | キス研岡山 | 73 |
4 | 水口 誠 | キス研岡山 | 72 |
5 | 瀬尾 隼人 | キス研島根 | 70 |
5 | 川上 昭一 | キス研島根 | 70 |
7 | 梯 和也 | TEAM・SESSYA/徳島鱗友サーフ | 68 |
【8】 | 西向 雅之 | 石川鱚酔会 | 67 |
9 | 吉田 忠弘 | チーム磯ノ浦101 | 67 |
10 | 石田 正朋 | 神奈川投友会 | 67 |
11 | 花田 理一 | キス研島根 | 66 |
12 | 妹尾 泰博 | 福山鱚遊会 | 64 |
13 | 森 健治 | キス研大阪/NMF | 60 |
※【】数字はシード権保有者
関連情報:おおさか報知
情報提供:報知APG・貝塚サーフ会長 野村道雄
2015年6月17日水曜日