6月からこのシリーズ久しぶりの登場である。今回は年間活動計画の中で「8月BBQ大会」を予定していたが、何時しか「バス旅行」となり、話の弾みで決定し5月頃からそれに向かって計画されて、今回9月13日～14日千里浜での鱚釣りを書いてみた。

当初8月に予定されていた旅行が、「悪いやァ～・・この日行けないよ～」ってな事が重なり、挙句のはてにバス会社の都合で急遽9月になってしまい、先が思いやられる気配だが、8月は未だ夏休みでもあり、海水浴やら、貝拾いなどの観光客が海岸を占領していて、釣りなど出来る状態じゃないかも・・！時期的にも「9月～10月がベストかも・・」っと決定したが、やはり「あっちを立てればこっちが立たない」感じで会員集めに苦労する。まして団体釣り旅行だから宿泊施設も簡単には受け入れてもらえず、数か所の交渉でやっと釣り場界隈のホテルをキープ出来、実行した。

9月第1週の例会にて最終打ち合わせをし、13日（土）～14（日）2014 能登釣り旅行「千里浜で鱚を釣りまくろう！！」がスタートした。

13日AM4:30～待ち合わせのバス会社駐車場に参加者が徐々に集まって来た。今回、行きたくても各自諸事情があり行けないメンバーが有り、会員以外に有志6名が参加して頂き、総勢23名で出発定刻の5:00となり一路石川県に向かった。

バスの中はもうすでに宴会となり、釣り談義と、朝にも関わらず○○の話で盛り上がり、終始話題は途切れることなく賑やかな時間が過ぎてゆく。丁度この日は3連休であり、バスの中はどう見ても年寄りの集まりで「敬老会の旅行」にしか見えない！！中には「救急車と介護の車の手配も頼むよ・・・」っと言うやからが居た。実に的を得た会話だ。

そうこうしていると、現地に先回りして、状況をリアルタイムに入電してくれる会員と地元の釣友からの一報だ。
「今8:00～土砂降りの雨です！！夕べはかなり降ったようで鱚は微妙です」っと不安な入電だが、バスの乗客は私の今の繊細な心境はまるで解ってない・・（怒）
「出来れば内灘方面がベストかも・・・」っと案じてくれるが、個人ならともかく、団体で大型バスの移動となると簡単には行かず「現地入り決行」っと判断した。相変わらず車中は盛り上がり「競馬ゲームとビンゴに夢中だ」・・「リーチっ！Wリーチだっ！！」「やった～～ビンゴ」「おお2-5的中」高齢を忘れ、はしゃぐ年寄り達に思わず笑わざるを得ない。その後も入電が入るが、状況は一転し「釣れますっ！5連、8連です」っと。今度は反対に現地の状況が解らず私は携帯掛けると着信拒否！状況を問いただすと、「今、当たりで9連掛けですから・・・」どいつもこいつも泣けるゼ！

11:00過ぎ、「のと里山街道高松」にて昼食を取り、今浜ICから、いよいよ目的地の「千里浜ドライブウェイ」に入り、釣友の待つ釣り場まで渚を疾走する。この、ひと夏を過ぎた海岸線に、風もありげな海岸は、釣り人やレジャー客が少なく、釣りには適している感じである。でも、やはり風の向きと濁る海と、砕ける波が気掛かりである。
釣り場に近寄って見ると、そんな心配もナビってくれて居た釣友の竿から5～8連の鱚がお出迎えである。早々、皆んな釣り支度で、先程までの観光モードから一転して、釣りモードに入る所はさすが「釣り好き」である。いや「釣り馬鹿」である。ここで会員1名現地合流で全員が揃い、私も含め皆、連掛けを楽しみ鱚の当たりと連掛けを堪能していた。状況がベストでは無いが、遠投が有利である感じで、5色が一番活性があるように思えた。
後の鱚の処理も考えずひたすら釣り、結局ホテルで引き取って頂く事となった総数6～700尾程の鱚。今日は大物は無く、20cm前後止まりで小型が主流であった。15:30釣り終了。ホテルに16:00到着し入浴で汗を流した。その後の食事と宴会は盛り上がり、明日に期待をして各自床に就いた。

翌14日（日）5:00～誰一人寝坊することなくロビーに集結した。朝の弁当を食して、バスに乗り込んだ。ホテルからほどなくして、昨日行ったポイントに到着し辺りも明るくなり散開した。今朝の日本海は、少し肌寒いが、長袖がちょうどよく清々しささえ感じた。

トイレ前に釣り座し、風もなく「今日は行ける」っと誰もが思い、多点仕掛けを投入し当たりを待つが微妙な微かな当たりに、5色辺りから巻き上げると、ズッシリ重く、期待をして浪打ち際まで来ると、「ゴミと14～15cmの鱚が2連」、「ハァ～～ッ」期待外れのため息だ。他の会員達も同じ状況で最悪っ！連仕掛けはグッチャリだ！風は無いものの底はさらっているようだ。
時間と共に、観光名所だけに車の往来が徐々に激しくなって来るが、さほど気にならなく、キャストを繰り返していた。今回もエリアを決め、クラブの規定である2尾の長寸で順位を決め、最多尾数と大物の賞を設けた。そして今回、参加者全員23名、宿泊1部屋3名で8部屋となり、部屋別対抗戦を行った。
「イビキと歯ぎしりでは勝ってるゼ！」、「馬鹿こけ～っ！こっちは180超ダゼ・・歳がっ！」冗談混じりのミニ大会も、時間の経過と共に気温が上がり、鱚の活性は低下する一方で、リタイヤするメンバーもちらほら・・・。海岸をパコ、パコと乗馬クラブが気持ちよさそうに走り、慣れないスマホで記念撮影。バスであんなに沢山競馬やったじゃないか・・・。

「どうだった？」、「釣れたの？」、「昨日と反対側、向かって右エリアが型、数が上がってるみたいだよ」そんな会話で10:00終了とし、検量を済ませてホテルに戻り11:00～入浴後に朝昼併用で食事を取った。これがまた美味いオムライスとみそ汁、コーヒー付き、そんな美味い食事2人分食べた会員が居た！「誰っ？」とは言わないでおこう。

13：00～満腹の腹を抱えバスに乗り込み帰路に就いた。車中でのミニ大会表彰で盛り上がり眠気も吹っ飛び、とても敬老会釣り旅行には思えなかった。今回、協力して頂いた釣具店様や、参加して頂いた会員とその仲間達、ドライバーさん、釣り場ナビの仲間とホテル様。有り難うございました。

【鱚の2尾長寸】

順位	名前	大きさ（cm）
優勝	岡本　拓	41.9cm
2位	植田　明房	40.7cm
3位	神谷　輝幸	35.2cm

【最多尾数】

順位	名前	総尾数
優勝	館野　高幸	49尾
2位	佐藤　春夫	46尾
3位	鈴木　清彦	37尾

【鱚の大物】

名前	大きさ（cm）
神谷　輝幸	22.3cm

【部屋別対抗】

順位	名前	総尾数
優勝	森下・難波・館野	105尾

鈴木様、貴重な情報を頂きまして、ほんとうにありがとうございました。
心より感謝申し上げます。