篭定ＨＰご覧のみなさんこんにちは！ここに来ていっきに桜が咲き誇り「釣りシーズン・イン」って感じですね。私もどうにか春の陽気にやっと冬眠から覚めた・・かな！
折しも、我クラブの会員たちは釣りにOFFが無いかの様に地元の海に出掛けたり、丹後や三重方面に繰り出している様子。「俺も行きてェ～っ」っと思った矢先「私、27日からお休みだよ・・・」っと神（カミさん）の声。
それを聞いた時、即効「ちょっと釣り行きたいけど・・けど・・いいですか？」っと低姿勢で聞くと「ＯＫ」！
急な計画であったがメンバーに連絡すると「１・９・４」の返信メールだった。

28日午前1:00～浜松西IC入りで豊田JCTから伊勢湾岸道を走り深夜の「名港トリトン」から望む夜景がしばし美しかった。休憩を取りながら東名阪道～伊勢道経由で勢和多気JCT。
過去に年に数回訪れて居た「三重熊野方面」、当時は名四国道をひた走り7～8時間掛けて鱚を追い求めていた。そして勢和多気まで高速が伸びて時間短縮出来るようになった。今では紀伊長島まで開通し3時間程で来てしまい、ここ数年で熊野大泊まで開通する予定ではないか。「あん時きゃあ、遠かったなァ～」っと、当時の遠征や鱚談議で弾みルート42を南下して、4時頃に引本に到着した。

さて、「何処で竿を出すか」っと未だ暗い民家、漁港の間をひた走りる。左は山、右手は海沿いで狭くて暗い初めて走るルート。行き先に不安と緊張が走り「この道で大丈夫か？？」「間違いない！ここしかない！任せろ！！」っと本人は自信たっぷりに言い張った。「こんなダート道、俺は好きだゼ」っと悪路をブンブン飛ばす。「こんな薄気味悪い所何か出そうだな・・・」っと話したその時、目の前にいきなり飛び出す 物体に3人共あせりと驚きで（冷汗！）固まった。正体は鹿である。自然と人里離れた場所に改めて驚かされた。

「オイ、やっぱりルート違うぜ！」　先程まで自信有った運転にやっと崖崩れ箇所に差し掛かり通行不可能を目の当たりにし悟り方向転換だ「脱輪」すんなよ！緊張感から逃れたわたしはその後、気分の悪さと腹痛でゲ〇、ゲ〇、ピ○〇、ピ○〇になってしまった事は言うまでもない。

やっと釣りの出来る所に到着して安堵感。6:00頃に思い思いの場所で第1投をするが当たりが無い中、笹田会員に待望の当たりが来たようだ。5色付近からの魚信で、根掛かりの心配からの高速巻き取りをしていた。すると18cmクラスの鱚がお出迎え、気分は高なるものの後が続かない。
一人離れた加藤会員から連絡が入り、小型ながら2連の鱚。私もそちらに移動するが一向に当たりが無く暫らくすると微かな当たりが出た。この釣り場は入り組んでいて水深もかなりありそうに感じる。フルキャストしようにも地形が悪く6色以上を目指し、1色は沈んで行く深さに当たりも微妙なのか？
巻き上げると18クラスの鱚。「嬉しいねェ」
加藤会員、渾身のキャストから怒叫のサビキに変わり痛恨の根掛かりの様だ。ここはやはり手前の浅瀬からの急深でアゴがきつく、また所々の根があり、5,6色着水後の糸送り、当たり待ちで巻き上げがベスト。場所に依り4色～3色残しで巻き上げるのが有利であろう。

朝からの釣りで時間を見れば未だ「10：00だ」当たりもなく移動する事にし、引本浦界隈を数か所探ってみるがピン鱚は掛かるが不満であり再度朝の釣り場に戻り投げ込むと、いきなり「当たり」が来て巻き上げると20cm、続いて釣友にも当たり「時合い・・・」しかし群れは無くあっけなく終了だ。
これ以上粘る気力を失い3人でピンサイズ11cm～20cmを20数尾程上げ14:00竿納とした。
今回のプチ遠征で鱚の貧果と、各自数本のPEとオモリ等の財産を失い、挙句に帰路途中の高速で松坂から四日市までの大渋滞で散々の結果だった。

加藤会員に「また来るかよっ！！」っと聞くと「・・・行ってきな・・」だった。
気持は解るが「早春の鱚に出会え、桜の木の下でのコンビニ弁当は格別な味がしたじゃ無いか」っと自分と釣友に声を掛け慰めていた。運転手さん、御苦労さまでした。また連れて来てよ。

鈴木様、貴重な情報を頂きまして、ほんとうにありがとうございました。
心より感謝申し上げます。